ベルギー港湾都市 オステンド

2019年4月19日金曜、ベルギー北西部の町オステンドに行った。 基本情報 ブリュージュを州都とするウェスト・ブラバント州の都市。海辺のリゾート地として人気。人口71,332(2018)、面積37.72km2 やったこと 駅前のdelhaizを探索、写真館でオステンドの記録写…

欧州文化首都とは

8月に約1ヶ月間、欧州の都市を回る計画を立てている。これまでは西欧の主要都市ばかりにいっていたので、今度は東欧や、西欧の中でも地方都市とされる場所に行きたいと思っている。わたしは、これまでたくさんの国に行ってきたが、なぜか首都より第⒉、第3…

ヨーロッパ人にとっての建築原体験とは

インターン先の事務所の手配によってスイスの建築家、ピーター・メルクリの講演を聞く機会があった。 英語の通訳を通して聞いていたので、話した内容の4分の1も理解していなのだけれど、その中で以下の3点が印象に残った。 ETHにある家(ファサードが左右対…

建築の「良さ」とは何なのか⑴

インターン先の社員旅行で、今月2度目となるパリに行った。 そして3年ぶりとなる、ル・コルビジェのアパートへ。 午後には、OMAが設計して、最近オープンしたーという小さな美術館へ行った。 この二つの作品は、時期も思想も全く異なる建築ではある。私はこ…

栗に似たウニはあるか

水曜日のダウンタウンを見ていた。 「水族館の水槽ウニの代わりに栗が入っていても気付かない説」である。 水槽にウニの代わりに栗が入っている 本編では、普通に気づかれていたが、ウニもたくさんの種類がある。 ウニの種類は約870種。きっと、栗と区別…

論語 個人的名言集⑴

高校時代、国語の中で漢文が一番好きだった。短いなかに、結構役に立つことが書いてある。 下手に巷の啓発本を読むより、論語なんかを読んだ方がシンプルで良い気がした。 ということで、途中まで読んで気に入った文章をピックアップ。 その1 孔子「賜(子…

物乞いにお金をあげるべきか

ヨーロッパの物乞い ヨーロッパ、特にベルギー、ブリュッセルには物乞いが多い。 日本と違うのは、それが大人の男性だけではなく、女性や子供もたくさんいるということだ。 彼らは、難民として中東やアフリカから逃れてきたり、ルーマニアなどのEU圏内の比較…

学生と音楽のまち 5区・ソルボンヌ地区

先日パリにあるサン・エフレム教会という小さな教会に音楽を聴きにいってきた。 パリは中央の中心から螺旋状に20区の行政区が定められている。 それぞれの行政区は以下の地図参照。 パリの行政区(転載) サン・エフレム教会はパリ5区の北西、ソルボンヌ…

ドラマチックな古代史エピソード 長屋王事件

『古代史講義 ー邪馬台国から平安時代まで』/佐藤信(ちくま新書)を読んだ。 本書は3世紀の邪馬台国から12世紀の奥州藤原氏までの古代史研究を通観する内容で、最新の研究成果を読みやすく編纂したものである。 通読した中で、第6章の長屋王事件の記述…

「世界一美しい」アントワープ中央駅

ベルギーではもっとも人口の多い都市、アントワープにいってきました。 アントワープ中央駅が「世界一美しい」と評判なので、実際にいって気になった点をいくつか。 ファサード ターミナルと待合ホールは1905年にベルギー出身の建築家ルイ・デラサンデリによ…

書評の書評⑴

日経新聞土曜版から興味を持った書評のまとめ。 書評 『現代中国外交』(毛里和子著、岩波書店)/ 川島 真 本書評は、アジア政治外交史を専門とする評者が、同業の著者の分析に対して、自身との相違点も踏まえつつ、簡潔に要点を整理したものである。 第一段…

知的生産の訓練

自己紹介 東大の大学院で建築を専攻しています。現在は交換留学でヨーロッパの大学に通いながら、同時に現地でインターンシップをしています。 建築を学ぼうと思ったのは、とにかく自分の家を自ら設計したかったからです。学部4年間を通じて学ぶ目的は次第…